飽和水蒸気圧の計算式の一例

配信資料に関する技術情報第371号ではFAX図における相当温位の計算式が記載されているが、同時に、飽和水蒸気圧 $e_{s}$ の計算式も記載されている。
https://www.data.jma.go.jp/suishin/jyouhou/pdf/371.pdf

飽和水蒸気圧 $e_{s}$ [hPa] の計算式は、温度を $T$ [K] とすれば、以下のように書ける。
\begin{align}
e_{s} = a \exp{\left( b \times \dfrac{T-d}{T-c} \right) }
\end{align}

ここで、 $a,b,c,d$ はパラメータであり、具体的な値は以下のとおり。
\begin{align}
a &= 6.112 \\
b &= 17.67 \\
c &= 29.65 \\
d &= 273.15
\end{align}

これを温度 $T$ [K] についての式に書き直す。 $e = \log{\left( \dfrac{e_{s}}{a} \right)}$ とすれば、
\begin{align}
T = \dfrac{ce-bd}{e-b}
\end{align}